ラグビーが最も強い都道府県は何処なのかを検証したいと思います。検証する条件は次の3つにしたいと思います。
1つめはラグビーが始まった当初から現在に至るまでの名選手の輩出数、2つめは高校ラグビー3大全国大会(全国高校ラグビー大会・全国高校選抜ラグビー大会・全国高校7人制ラグビー大会)の優勝回数、3つめは現役トップリーガーの数です。
そして上記3つの条件の内、名選手の輩出数を最も重点を置いた条件とし、高校ラグビー3大全国大会の優勝回数をその次に重点を置いた条件とし、現役トップリーガーの数を最も重点の低い条件として取り扱いたいと思います。
それでは、名選手の輩出数の基準をどうするかですが、次の2つの基準によって選びたいと思います。
まず1つめは、ラグビーが始まった当初から現在に至る日本ラグビー界の歴代スーパースターを10人選び、それを都道府県別に振り分けます。
ちょうどいいサイトがあったので、そこから10人を選びたいと思います。詳しい内容を知りたい方はクリックして見てください。
【偉人紹介】ラグビー界の歴代スーパースター10選(日本人編)
2つめは、代表キャップ数(日本代表として公式戦に出場した試合数)の上位100人を抽出し、その上位100人それぞれの代表としての出場試合数を基準にしたいと思います。
具体的には、まず代表キャップ数ランキング100位以内の選手を、都道府県毎に抽出します。その後、各都道府県毎に抽出された選手の、日本代表キャップ数を全て合計した数値の多さを競うというものです。
例を示すと、ある都道府県に100位以内の選手が2人いて、1人の日本代表キャップ数が48で、もう1人が23であれば、その都道府県のポイントは71で、このポイントの多さを競うということです。
1、日本ラグビー界の歴代スーパースター10選は、2021年7月23日現在
2、代表キャップ数ランキング100位以内の選手は、2021年7月3日現在
3、高校ラグビー3大全国大会の優勝回数は、2021年2月1日現在
4、高校ラグビー3大全国大会において両校同時優勝の場合には、優勝回数として両校に0.5回を与える。
5、現役トップリーガーの数は、2021年1月19日現在。
1位 大阪府
1位は断トツで大阪府です。名選手の輩出・高校ラグビー3大全国大会の優勝回数・現役トップリーガーの数の全てにおいて、2位以下に大きな差を開けての1位です。
しかも比較的に最近が強いので印象も良く、全く文句のつけようがない1位と言えるでしょう。
日本ラグビー界の歴代スーパースター10選に入っている選手 3人(1位)
元木由記雄
大畑大介
坂田好弘
代表キャップ数ランキング100位以内の選手(12人)
元木由記雄 79試合
堀江翔太 66試合
大畑大介 58試合
山下裕史 51試合
木津武士 44試合
廣瀬佳司 40試合
大西将太郎 33試合
藤田剛 32試合
木曽一 32試合
廣瀬俊朗 28試合
豊山昌彦 24試合
松原裕司 23試合
合計 510試合(1位)
高校ラグビー3大全国大会の優勝回数 31回(1位)
(全国高校ラグビー20回 全国高校選抜7回 全国高校7人制4回)
現役トップリーガーの数 110人(1位)
2位 京都府
迷ったのですが、2位は京都府にしました。3位の福岡県とはほとんど差はないと思われます。
高校ラグビー3大全国大会の優勝回数や現役トップリーガーの数では福岡県に劣るのですが、最も重点を置いている名選手の輩出において福岡県を上回っていたので京都府を2位にしました。
ただ、全国高校ラグビー大会の優勝は15回あるのですが、第1回大会から第11回大会までは京都府勢の連続優勝であり、極めて古い時代のことで印象は良くありません。
また、現役トップリーガーの数を見ても分かるように、現在の水準だけを見るならば福岡県の方が上と思われます。
それでも、他の上位にランクしている都道府県に比べて、京都府はかなり人口が少ないことを考えると、この順位は素晴らしいと言えるでしょう。
日本ラグビー界の歴代スーパースター10選に入っている選手 2人(2位)
田中史郎
平尾誠二
代表キャップ数ランキング100位以内の選手(9人)
田中史郎 75試合
北川俊澄 43試合
長谷川慎 40試合
平尾誠二 35試合
藤田慶和 31試合
大八木淳史 30試合
吉田朋生 25試合
松田力也 25試合
坂手淳史 23試合
合計 327試合(2位)
高校ラグビー3大全国大会の優勝回数 16回(3位)
(全国高校ラグビー15回 全国高校選抜1回 全国高校7人制0回)
現役トップリーガーの数 45人(4位)
3位 福岡県
3位は福岡県です。見ていただけたら分かると思いますが、名選手の輩出・高校ラグビー3大全国大会の優勝回数・現役トップリーガーの数の全てでハイレベルです。
しかも、近年においてその強さを示しているところが好印象です。
日本ラグビー界の歴代スーパースター10選に入っている選手 1人(3位)
五郎丸歩
代表キャップ数ランキング100位以内の選手(8人)
五郎丸歩 57試合
箕内拓郎 48試合
村田亙 41試合
福岡堅樹 38試合
森重隆 27試合
熊谷皇紀 26試合
山田章仁 25試合
流大 24試合
合計 286試合(3位)
高校ラグビー3大全国大会の優勝回数 17回(2位)
(全国高校ラグビー9回 全国高校選抜5回 全国高校7人制3回)
現役トップリーガーの数 69人(2位)
4位 東京都
4位は東京都です。4位とはいえ、2位の京都府や3位の福岡県と比べても遜色はないと言えるでしょう。
名選手の輩出・高校ラグビー3大全国大会の優勝回数・現役トップリーガーの数の全てでハイレベルです。
ただ、東京都の人口が圧倒的に多いことを考えると、この結果では物足りないという見方もできるかもしれません。
日本ラグビー界の歴代スーパースター10選に入っている選手 1人(3位)
松尾雄治
代表キャップ数ランキング100位以内の選手(7人)
伊藤剛臣 62試合
増保輝則 47試合
松島幸太朗 41試合
渡邉泰憲 32試合
青木佑輔 30試合
石塚武生 28試合
松尾雄治 24試合
合計 264試合(4位)
高校ラグビー3大全国大会の優勝回数 16回(3位)
(全国高校ラグビー16回 全国高校選抜0回 全国高校7人制0回)
現役トップリーガーの数 51人(3位)
5位 神奈川県
5位には入りましたが、4位の東京都とは大きな開きがあります。
4位の東京都に対して、名選手の輩出・高校ラグビー3大全国大会の優勝回数・現役トップリーガーの数の全てで、大きな差を開けられています。
また、5位の座を神奈川県と争った奈良県などとの差も少ないです。ただ、昨今の高校ラグビー界における桐蔭学園の活躍は素晴らしいものがあります。
日本ラグビー界の歴代スーパースター10選に入っている選手 0人
代表キャップ数ランキング100位以内の選手(4人)
田沼広之 42試合
難波英樹 24試合
相馬朋和 24試合
大久保直弥 23試合
合計 113試合(7位)
高校ラグビー3大全国大会の優勝回数 9.5回(6位) *留意事項の4を参照
(全国高校ラグビー5.5回 全国高校選抜3回 全国高校7人制1回)
現役トップリーガーの数 23人(6位)
野球最強都道府県へ行く。
サッカー最強都道府県へ行く。
このページの先頭へ戻る。
1つ前のページへ戻る。
ホームへ行く。